もくじ
はじめに
製造現場のDXが進む中、従来のPLCエンジニアに求められる役割は大きく変化しています。
制御だけでなく、ITとOTの橋渡しができる“つなぐエンジニア”が、今最も求められています。
従来型との違い|“動かす”から“つなぐ”へ

これまで:
- リレー回路やラダーで装置を動かす
- 安定性とリアルタイム性が最優先
これから:
- PLCを通じてデータをつなぎ、活かすスキルが必要
- 現場とIT、設備とクラウドを理解し、連携させる役割
活躍するエンジニアの3つの視点
① 現場視点
装置の構造やセンサ・I/Oの仕様、信頼性を意識した設計力
② データ視点
稼働データを集め、加工・可視化・活用する力(IoT・分析)
③ システム視点
クラウド・ネットワーク・セキュリティまでを意識した構成力
必要なスキルセットと学び方
分野 | スキル例 | 学び方 |
制御 | ラダー/ST、FBD、関数設計 | 既存設備での実践・模擬回路 |
通信 | OPC UA、MQTT、Modbus | 小規模構成での検証 |
データ | Python、BIツール、SQL | 無料ツールで実践練習 |
IT連携 | Node-RED、API、クラウド接続 | ハンズオン教材で習得 |
学び続けるために必要なこと
- すべてを一気に覚えようとしない
- 「自分の業務+1」の視点で着実にステップアップ
- 社内外のコミュニティや技術ブログなどで情報交換する
まとめ|“現場力+つなぐ力”が価値を生む時代へ
現場経験を持つPLCエンジニアだからこそ、ITとOTの融合現場で活躍できます。
小さな一歩を積み重ねながら、現場DXの中核を担う人材を目指していきましょう。
制御エンジニアとして学習を進めたい方へおすすめの教材を紹介する記事も準備しています。
「どこから学べばいい?」「信頼できる教材は?」そんな疑問を持つ方に向けて、実際に使える教材をわかりやすく紹介しています。ぜひ参照してください。
